Vernon Lee (Violet Paget)

ヴァトー

アントワーヌ・ヴァトーAntoine Watteau

Antoine Watteau

 1684~1721年。フランス・ロココ期を代表する画家。その作品は「雅な宴」(fêtes galantes)と呼ばれる。代表作に『シテール島への巡礼』(Pilgrimage to Cythera )などがある。
 シテール島に愛の女神ヴィーナスが流れ着いたという伝説から、そこを巡礼すれば必ず良い伴侶を見つけることができる、という言い伝えがある。ヴァトーの絵は、シテール島へ乗り出そうとするカップルを描いている。
 ヴァーノン・リーはGenius Lociで、ヴァトーのスケッチを"splendid"と形容しているが、結婚という制度に否定的であったリーが、『シテール島の巡礼』を好んだとは考えにくい。短編'The Worldly Woman'のヒロインValentine Floddenは、決して結婚しないと宣言していたにも関わらず、結婚する。自分は"worthless woman"ではないと叫ぶValentineは、自分の家にあった陶器を売り払ったように、自分に最高の値をつけてくれる男性(highest bidder)と結婚することで、worthy womanになろうとしたと考えられる。タイトルが示すように、この行為を通して、Valentineは'Wordly Woman'になったのであり、その結果の結婚という選択であった。

『シテール島への巡礼』

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