Vernon Lee (Violet Paget)

ホーソーン

ナサニエル・ホーソーンNathaniel Hawthorne

Nathaniel Hawthorne

 1804~1864年。アメリカの小説家。長編『緋文字』(The Scarlet Letter, 1850)ほか、「ラパチーニの娘」('Rappaccini's Daughter',1844)などの短編でも知られる。
 古いものを好んだヴァーノン・リーにとって、新大陸アメリカはそれほど魅力的な国ではなかった。文学についても、ホーソーンとワシントン・アーヴィングを除けば、アメリカを舞台とした作品には魅力を感じないと述べている。
 Laurus Nobilis収録の 'Beauty and Sanity'にはホーソーンの「ラパチーニの娘」への言及がある。(We are like the poison-monger's daughter in Nathaniel Hawthorne's story.)

The Marble Faun

 ホーソーン作品の中でも、『大理石の牧神』(The Marble Faun,1860)はイタリアを舞台にしたゴシック小説で、とりわけリーが愛した小説であった。リーの伝記作者ピーター・ガンは次のように書いている。"The Marble Faun, which the young Violet Paget was 'perpetually'reading, is a remarkable book, with a strange haunting ambiguity about it." "Whatever she (Vernon Lee) may have derived ultimately from her reading of The Marble Faun, it was a book sufficiently near her in time and place to leave deep traces on her most impressionable mind." ガンはこの小説がリーのローマのイメージに影響を与えたとしている。また、この小説で示される白い大理石像への愛着、色彩彫刻への嫌悪はヴァーノン・リーにも共通しており、リーはホーソーンからヒントを得たのかもしれない。ヴァ―ノン・リーは、例えばエッセイ'A Child in the Vatican'などの作品で、白い彫刻への偏愛ぶりを示している。
 また、短編集『旧牧師館の苔』(Mosses from an Old Manse, 1846)に収録された短編「美の芸術家」('The Artist of the Beautiful')は芸術家のジレンマをテーマとした作品で、リーの作品との共通点を見出すことも可能である。

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