Vernon Lee (Violet Paget)

ブラウニング

ロバート・ブラウニング(Robert Browning)

Robert Browning

 1844~1889年。イギリスの詩人。妻は詩人のエリザベス・バレット・ブラウニング。代表作にMen and Women(『男と女』1855)、Dramatis Personae(『劇的登場人物』1864)、The Book and the Ring(『本と指輪』1868~9)など。
 1881年にイギリスを訪問した際、ヴァーノン・リーはブラウニングと面会している。母親マチルダ宛ての手紙の中でその時のことを”He is very fine, grandheaded, amiable proper old gentleman"と綴っている。(Complete Letters, Volume 1, 311ページ)ブラウニングはヴァーノン・リーの処女作Studies of the Eighteenth Century Italyを賞賛したうちの一人。ヴァーノン・リーはブラウニングの詩を愛し、ダンテシェイクスピアゲーテといった文豪たちとブラウニングを同列に扱っている。また、ハムレットやファウストと『男と女』の人物たちを同列に扱っている。
 友人のネンチオーニ宛ての手紙の中で、リーは1886年にブラウニング邸を訪問した際のエピソードを語っている。(Selected Letters, VolumeⅡ, 177~178.)

The Book and the Ring

 エッセイ集Baldwinの中で、リーはThe Book and the Ringに言及している。この長詩はリアリズムの詩だという意見に対して、Baldwin(リーのマウスピース)はidealismの詩だと主張する。The Book and the Ringはヴァーノン・リーがひじょうに愛した作品だと言える。
 'Limbo'というエッセイでは、'happiness'について語る際にはブラウニングに言及せざるを得ないとしたあと、ブラウニングLast Ride Togetherという詩に言及し、次のように書いている。"Browning's Last Ride Together expresses, indeed, a view of the subject commending itself to active and cheerful persons, which comes to many just after their salad days."
 また、同じくLimbo収録のエッセイ'In Praise of Old Houses'では、ブラウニングGaluppi(『劇的抒情詩』の一篇)を取り上げている。'On Modern Travelling'では、Pippa Passesをとりあげ、次のように書いている。"Pippa, Sebald, Ottima, Jules, his bride, the Bishop, the Spy, nay, even Queen Kate and her Page, are all born of that sort of misinterpretation of places, times, and stories which is so fruitful in poetry, because it means the begetting of things in the image of the poet's own soul, rather than the fashioning them to match something outside it."
 旅行記The Spirit of Romeでは、ローマの教会を見ながら、ブラウニングの詩を連想している。リーにとって、ブラウニングはイタリア、ローマのイメージと結びついていた。
 美術エッセイ集Renaissance Fancies and Studiesの"The Love of the Saints"では、エロイーズに言及して、"this nun of the eleventh century is a strong warm-hearted modern woman, fit for Browning"としている。
 他にも、Genius Lociの'The Epitaphs at Detwang'にもブラウニングへの言及がある。
 なお、ブラウニング夫妻の息子Robert Wiedeman Barrett Browning( Pen Browningとして知られる)とリーはあったことがある。彼は画家・彫刻家で、ジョン・シンガー・サージェントの友人であった。

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