Vernon Lee (Violet Paget)

ドクィンシー

トマス・ド・クィンシー(Thomas De Quincey)

ド・クインシ―

 1785年~1859年。イギリスの著述家。自身の阿片体験をつづった『阿片吸引者の告白』(Confessions of an English Opium-Eater, 1822)が特に有名。ほかに、『芸術の一形式としての殺人』(On Murder Considered as One of the Fine Arts, 1827)などがある。この作品は殺人を個性の表出の一形態と考えるもので、彼の唯美主義的思想を示している。

Confessions of an English Opium-Eater

 ヴァーノン・リーは後期のエッセイ集『ことばの美学』の"Studies in Literary Psychology"の冒頭にド・クインシーを置いている。この章では文体と人間の特性に関連がると述べている。"The Syntax of De Quincey"中で、ド・クィンシーの文体を俎上にのせている。ド・クインシーの『阿片吸飲者の告白』の"finest passage"と考える節を2ページ弱にも渡って引用している。リーはド・クィンシーの文章の動詞、形容詞、副詞、名詞、代名詞、分詞の数を数え、それらがいかなる効果をあげているかを分析している。リーによれば、"infrequency of verbs"と代名詞の多用のために、ド・クィンシーの文体にはactionがない。また、リーはド・クィンシーの文体について"Its main fault is that of all De Quincey's bad passages, a senseless, flurried changing of point of view." (P. 155)と書いている。

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