Vernon Lee (Violet Paget)

トマス・スターンズ・エリオット

トマス・スターンズ・エリオット(Thomas Stearns Eliot)

T.S.Eliot

 1888~1965年。アメリカの詩人、批評家。のちにイギリスに帰化。モダニズム文学を代表する詩人であり、後世に大きな影響を及ぼした。代表作に『荒地』(The Waste Land, 1922)、『四つの四重奏』(Four Quartets, 1935~42)など。ノーベル文学賞を受賞。
 エリオットは自身の文学と19世紀文学を切り離すような発言をしており、ペイターやシモンズらの仕事と自分の文学は無関係であると述べている。ヴァーノン・リーについての言及も少ないが、The Waste Landにおける'The Fire Sermon'の破棄された草稿の中でリーの名に言及している。"Fresca was baptised in a soapy sea / Of SymondsーWalter PaterーVernon Lee."このように、T・S・エリオットにとって、リーはペイターやシモンズと同列の存在であった。
 エリオットがジョン・ダンをはじめとする、いわゆる「形而上派」の詩人(metaphysical poets)を高く評価したことをよく知られているが、それは詩人と読者との間のemphatic connectionを評価したからだという。(Suzanne Keen, Empathy and the Novel, P.57.)一方、ロマン派の詩人に見られる、過剰なemphatic connectionをエリオットは嫌い、のちの新批評(new criticism)への道を拓いた。いずれにせよ、文学における作者と読者との間のemphaticな関係はエリオットの関心事であり、ヴァーノン・リーのそれと共通していると言える。

Four Quartets

 また、後期の詩『四つの四重奏』に見られる時間意識は、ヴァーノン・リーの時間意識とも共通していると考えられる。詩の冒頭は以下のようなものだ。

Time present and time past
Are both perhaps present in time future
And time future contained in time past.
If all time is eternally present
All time is unredeemable. ('Burnt Norton')

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