Vernon Lee (Violet Paget)

ゾラ

エミール・フランソワ・ゾラ(Emile Francois Zola)

Zola

 1840~1902年。フランスの小説家。自然主義文学を代表する小説家で、ルーゴン・マッカール叢書と呼ばれる作品群で知られる。代表作に『居酒屋』(L'Assommoir, 1876)『ナナ』(Nana, 1879)など。

La Faute de l'Abbe Mouret

 ヴァーノン・リーはゾラや、あるいはモーパッサンらの自然主義文学を嫌っていた。Baldwinにおいて、リーのペルソナである語り手のBaldwinは『ナナ』や『女の一生』(Une Vie, 1883)はフランスにおける道徳の頽廃の産物であるとし、フランスが男性の文化(masculine civilisation)の国であるがゆえ、その結婚制度や女性教育のゆえであると述べている。一方、同作において、ゾラの作品にもidealismがなくはないとして、『ムーレ神父の罪』(La Faute de l'Abbe Mouret, 1875)で少女が花の中で窒息するシーンや、『プラッサンの征服』(La Conquete de Plassans,1874)における夫婦の狂気のシーンに言及している。また、ゾラは白を愛したが、ヴァーノン・リーも白という色を愛した。ゾラには「血」というタイトルの短編もあるが、血の赤と肌の白の関係についての考えなど、ゾラとリーには実は共通点もあると思われる。
 エッセイ集 Gospels of Anarchyの'Rosny and the French Analytical Novel'ではMes HainesGerminal(1885)、La Terre(1887)に言及しながらゾラの小説を分析している。
 また、『ことばの美学』ではゾラを「分析的な小説家」に分類している。

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