Vernon Lee (Violet Paget)

ジョルジュ・サンド

ジョルジュ・サンド(George Sand)

George Sand

 1804~1876年。フランスの小説家。本名をアマンディーヌ=オーロール=リュシール・デュパン(Amandine-Aurore-Lucile Dupin)という女性であり、フェミニストとして知られる。代表作に『愛の妖精』(La petite Fadette, 1849)、『フランス田園伝説集』(Legendes rustiques, 1858)などがある。作曲家ショパンとの恋愛も有名。
 男性のペンネームを用いたことや、音楽への強い関心、フェミニズム運動に参加したこと、政治的発言をしたことなど、ヴァ―ノン・リーとジョルジュ・サンドには共通点も多い。

Consuélo

 具体的には、リーはサンドの『歌姫コンシュエロ』(Consuélo、1842-43)にならった"a grand historical novel"を構想していた。『歌姫コンシュエロ』は18世紀ヴェネツィアを舞台としたソプラノ歌手の物語で、リーの構想はイタリア人テナー歌手を主人公とするものであった。なお、この長編の中では、カストラート・ファリネッリの名前が言及されている。また、憂鬱に陥った男の心をヒロインの歌が癒す、というストーリーには、ヴァーノン・リーの劇Ariadne in Mantuaとの類似が窺える。コンシュエロとは「慰め」の意味であり、音楽の慰めに関心を抱いていた点で、リーとサンドは共通していた。
 『歌姫コンシュエロ』の登場人物の一人、クリスチャン伯爵は次のように述べ、憂鬱に沈む伯爵家の息子アルベルトの心を癒すように依頼する。「わしは類ないファリネッリが、イスパニア王の暗い憂愁をその歌によって晴らしてやれる力があったと聞いたことがある。若いダビデがハープの音でサウルの怒りを鎮める力を示したようにだよ。だから心豊かなポルポリーナさん(コンシュエロのこと)、やってみてくださらんか。あなたの魂のように清らかな魂は、自分の周りに有益な影響力を発揮せねばなりませんぞ」(『歌姫コンシュエロ』上巻 P.360. 持田明子ほか訳、藤原書店)
 旅行記The Sentimental Travelerでは"Madame Sand, with her bandeaux"とサンドの名前に言及している。

English
前のページにもどる

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional