Vernon Lee (Violet Paget)

イプセン

ヘンリック・イプセン(Henrik Ibsen)

Henrik Ibsen

 1828~1906年。ノルウェーの劇作家、詩人。「近代演劇の父」と称される。代表作に『ペールギュント』(Peer Gynt, 1867)、『人形の家』(Et dukkehjem, 1879)、『幽霊』(Gengangere, 1881)、『野鴨』(Vildanden, 1884)など。イプセン劇の登場人物たちは、当時のヨーロッパの社会通念や常識に反する行動をしばしばとり、そのためイプセン劇は論争を巻き起こすことになった。現在でも上演は多い。イギリスではバーナード・ショーイプセンを高く評価したことが有名。

A Doll's House

 『人形の家』は、女性の自立の問題を扱った劇としてたいへん有名であり、フェミニストとしてのヴァ―ノン・リーもイプセンになんらかの関心を抱いていたと想像される。
 ピーター・ガンによるリーの伝記には次のような彼女の言葉が引用されている。"We are, all of us who look a little around us and feel a little for others, more or less, infected with Ibsenism; conscious or unconscious followers of the Ibsenite gospel which Mr. Bernard Shaw preaches with such jaunty fanaticism....Except, the sexes (aesthetic superfluities, but which help to make life live-able), I feel that even the most rabid Ibsenism will be advantageous in the long run." (Peter Gunn, Vernon Lee, P.189.)
 リーのエッセイ集Vital Liesイプセンの『家鴨』(The Wild Duck)からとられている。これは、主としてウィリアム・ジェイムズのWill to Power批判の書である。『野鴨』の登場人物Dr.Rellingは次のように述べる。「凡庸な人間から人生の虚偽を奪って見たまえ、すなわち幸福を奪う事になるんだぞ。」(5幕 竹山道雄訳)リーは宗教、心霊主義(spiritualism)、超絶主義などを'vital lies'と呼んでいる。エッセイ集Genius Lociの'St. Geryon of CologneでもイプセンのVital Liesへの言及がある。

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